「ほんまコロナは憎たらしいですよね。コロナがほんまに人間やったら、もう許さないですよね……。」
長期の住宅ローンを組んでまで手に入れた「夢のマイホーム」。
新型コロナやロシアのウクライナ侵攻による物価高の影響で収入が減り、ローンの返済が滞る世帯が増加しているようです。
閑静な住宅街の2階建ての一軒家。60代のAさんは、この家で子ども2人を育て上げ、今は夫婦2人で暮らしていますが、家を手放さなければいけない事態になったようです。
「(ローンの返済が)1回遅れ、2ヵ月遅れ3ヵ月遅れ……5ヵ月遅れたら、金融機関も『これ以上、無理ですよ』」
と。今、重くのしかかっているのが、35年間の住宅ローンの返済です。ピーク時と比べ、売上が5分の1までに激減したので、返済を続ける余裕がないのです。
結局、Aさんは「任意売却」という方法を選びました。投資家などの第三者に自宅を購入してもらい「リースバック」という方法で、毎月、家賃を支払い住み続ける方法でした。
今後、このようなケースは、ますます増えていくことが予想されます。
Aさんのように「リースバック」という形で、住み続けることができた方はまだマシだと思います。場合によっては、夜逃げなどをしてしまうケースも出てくることでしょう。支払いに困った場合は、早めに金融機関に相談することをお勧めします。
しかし、今後は住宅購入も慎重に考えていただきたいものです。
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