「はやぶさ2」(2014年12月3日に種子島宇宙センターの大型発射場からH-ⅡAロケット26号機で打ち上げられた小型探査機)が持ち帰った粒子は小惑星「リュウグウ」のものです。
(リュウグウは地球と火星の軌道付近を通りながら1年余りをかけて太陽の周りを周っていて、1999年に発見された小惑星です。そろばん玉のような形をしていて、幅は約900メートル。地球との距離は変化しますが現在は約3億4000キロ離れています。)
その粒子(日本時間2020年12月6日に帰還したサンプル)から、遺伝物質のリポ核酸=RNAを作る「ウラシル」が検出された、と北海道大学などの研究グループが発表しました。
生命の遺伝子情報をつかさどるDNAやRNAは、それぞれ4種類の核酸塩基で形作られ、RNAではアデニン・グアニン・シトシン・ウラシルの4種類から形作られるそうです。
このうち「ウラシル」が、10ミリグラムほどのリュウグウの試料から検出されたそうです。
北海道大学の研究グループが独自に開発した分析手法によるもので、具体的には試料をお湯で抽出したのち酸を加えて加水分解し、特別なマロマトグラフィーなどの分析手法を駆使して分析・検証したそうです。
また、生命の代謝に不可欠な補酵素の一つである「ビタミンB3」(赤身肉、魚、酵母ナッツ類などに含まれているもの)も初めて検出されたようです。
同大学准教授は
「今回の検出は、地球での生命誕生の際には地球外から来た物質が材料となった説を支持するもの」
と話しているようです。
もしかしたら、私たちのご先祖は地球人ではなく、何処かからやってきた宇宙人が先祖なのかもしれませんね。
宇宙人の白血球の型を調べることで、どこの星がご先祖様のルーツかが分かる時代がやってくるのも近いかもしれません。
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