2046年2月14日午後9時44分に地球に最接近する見込み(2023年3月8日時点)、最も地球に衝突する可能性が高い小惑星がある、と欧州宇宙機構(ESA)により発表されたそうです。
この小惑星は「2023DW」と名付けられ、直径は約50メートルあるのだそうです。
米国航空宇宙局(NASA)も2023年3月8日に、この小惑星についてTwitter上で触れ
「地球上に衝突する可能性は非常に低い」
と投稿しています。
米国の科学系ニュースメディア「Live Science」は小惑星が衝突した際に与える影響については
「6600万年前に地球に衝突した恐竜を絶滅させた小惑星(直径約12キロメートル)のような大災害には至らない」
と指摘しています。しかし、続けて
「大都市や人口の多い地域の近くに衝突した場合、深刻な被害をもたらす可能性がある」
とも説明しています。
2013年にはロシアで、2023DWの半分以下の大きさ(直径17メートル)の小惑星が落下してくる事象がありました。この時、小惑星は上空で爆発したにも関わらず発生した衝撃波によって、約3300棟の建物の窓ガラスが割れ、約1500人が負傷した事実もあるようです。
これから23年後の事象について正確な日時まで計測された技術力に対して、感心させられます。また、この日は世界中の天体観測家が天体ショーを楽しめる事故のない一夜になってもらいたいものです。
私は78歳になっていますが、生きていれば必ず観測しています。まぁ、それには晴れの日でなければ……。
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