金融庁を通じ、証券会社には顧客に丁寧な対応を求めるということです。
鈴木金融相は富裕層や法人を中心に販売されていた上、
「投資家の方々に影響が生じていることは残念だ。証券会社には丁寧な顧客対応に努めて頂くことが重要だ」
と話されたようです。
このスイス銀行の「AT1債」は、噂によると年10%近い利回りがあったようです。逆に言えることは、それだけ危ない商品だったのです。以前からクレディ・スイス銀行は危ないと言われていました。
また、倒産させることも難しいと言われているほど、状況は危なかったようです。私は以前から興味があったので、頻繁にスイス銀行の状況は見ていました。
今回は、米シリコンバレー銀行(SVB)の破綻により世界中の金融市場が混乱する中で、経営危機に至っていたようです。スイス金融最大手のUSBがスイス政府と金融当局が仲介する形で、現地時間3月19日に長年のライバルであったクレディ・スイス銀行を買収することになり、劣後債「AT1債」の紙屑化に至ったのです。
戦後「危ない銀行」は取り付け騒ぎが起これば破綻しましたが、現在はSNSで24時間いつでも引き出しが可能で、瞬時に取り付け騒ぎに至り、瞬時に経営破綻したようです。
この件の被害者である青山学院大学駅伝部の監督で、チームを6度箱根駅伝優勝に導いた原晋さんは、少しずつ貯めたお金をクレディ・スイス銀行に投資していたそうですが、一瞬で紙切れになったそうです。その投資額はなんと
「サラリーマンの平均年収のウン倍が紙切れに……」
なったようです。
原晋さんと同じような結果に至った方は沢山いると思います。あくまで投資は自己責任です。スイス銀行の件は以前から有名な話だったので、分かっていて利回りが良い「ハイリスク・ハイリターン」狙いだったのでしょう。
鈴木金融相が丁寧な顧客対応と言っても、投資金が紙くずになってしまっているので、1円も回収できないので難しいでしょう。
日本では、内閣総理大臣が岸田文雄政権になってから、貯蓄から投資へと舵を切り替えたばかりの大きな破綻はトホホな話です。このSNS時代の情報は常に入手できるからこそ「投資は自己責任」は当然でしょう。チームを優勝まで導くことが出来ても、投資は違うことが証明されました。やはり、餅は餅屋でしょうか?
しかし、専門家でも失敗の連続ですよね。失敗を糧にして、お金持ちの方にはめげずに投資して頂き、日本経済を上向きにして頂きたいものです。
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