2023年5月24日水曜日

バレー部監督解任だけで、いいのか……。

 2022年、春高バレー優勝校の監督が今年2月に同校の体育館で行われた練習試合で、1年生部員の頬を平手打ちしたことが、虐待に関する情報として県を通じて寄せられました。同校が部員全員に聞き取りを行い、1人が監督から平手打ちを受けたことが分かったそうです。
当初は高校内での厳重注意処分とのことでしたが、誰かが撮影した映像が出回ってしまい、急遽解任されたようです。
 以前からブログで取り上げていますが、私は同校バレー部出身です。
 今回の件に関し、元バレー部顧問で、現在校長のインタビューでは
「40年も前から本校では体罰禁止を周知徹底してきた」
と話し、今回の暴力に関しても
「監督はこの時だけで、日常的にはやっていない」
と。また、バレー部生徒からの聞き取り調査でも
「日常的には暴力はなく、今回だけだった」
と……。
 校長のインタビューを聞いてがっかりした卒業生は、私だけではないはずです。

 まず、40年前に、この校長はまだ在職していませんでした。しかし、日常的に暴力は存在し、理事長はじめ暴力容認教諭は日常的に暴力を振るっていました。当然、先輩からの暴力も日常的にありました。
校長がインタビューで話していた内容について「全部嘘、隠ぺいしているし、どの口が言っているの」と、呆れてしまいました。発端となった部員が「皆から責められるだろうし、精神的に追い詰められ、耐えられるだろうか」と、心配でなりません。
 今回の暴力事件は、警察に届けるべきで、当然、理事長、校長、監督3人は何らかの処分がないと社会的に許されないでしょう。
今回の処分としての監督解任は、いずれ皆が忘れた頃に監督を再登板させるための理事長、校長の策略でしょう。50歳を過ぎた人間で、日常的にやっている暴力に対して「今回だけだ」と平気で嘘を言える人が、良き監督と言えるでしょうか。
バレーボール協会会長の可合俊一さんの言っているように監督としての素質はないでしょう。
二度とバレー部を指導できない位のペナルティーを与えるべきだと思います。そこまで徹底しないと50歳過ぎた者が反省することはないでしょうし、変わることができないでしょう。
 
 今回の暴力事件を契機に第三者機関を立ち上げ、徹底した調査が必要です。
今後、出てくる情報を検証し、公表し、適切に指導できるリーダー(校長)に変更しないと、高校の衰退は止められないでしょう。
最低でも、嘘をつき通している校長と監督は懲戒処分とし、教育界から卒業するべきでしょう。
暴力以上に平気で嘘をついたり、隠蔽するような校長に良識があるとは思いませんし、人を教育するに値しません。
 校長自身のために自ら辞職することを期待します。


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