2023年3月には、東京上野の貴金属店で二人組の強盗事件が発生し、高級腕時計など9,900万円相当を奪いました。警視庁は実行役の21歳の男を逮捕し、5月8日夜にはもう一人(21歳)の犯人が家族に付き添われて、山梨県の警察署に出頭したそうです。取り調べに対し
「強盗をやったことは間違いありません。金が欲しかったからです」
と容疑を認めているそうです。
また、5月8日の午後6時過ぎ、中央区銀座のロレックス専門店に白い仮面姿の男3人が押し入り、1億円相当を超える100点以上とみらられる商品を奪ったようです。
二件とも手口は同じようで、女性店員を脅したうえに、工具でショーケースを割って犯行に及んだそうです。
銀座の事件の男たちは白色のレンタカーで逃走しましたが、警視庁はこの車を追跡し犯行から15分後に港区赤坂の路上に乗り捨てられているのを見つけました。その後、16歳の無職少年や18歳の私立高校生の男、19歳のアルバイトの男ら4人を近くのマンションのベランダなどに不法侵入したとして現行犯逮捕しました。
最近は至る所にカメラが設置されており、また、画像も綺麗なので、すぐに犯人が特定され逮捕に繋がるので強盗は検挙率が99%(令和3年実績)だそうです。
この2件とも青少年の事件であり、一度に1億円近い商品が強奪されました。犯人も「お金が欲しかった」と言っているように、日本において経済的困窮者が増えていることも根底にあるかもしれません。
今回の事件を考えると本人たちは刑務所へ行き、罪を償えば済むでしょう。しかし、これまでの判例からすると家族に民事で損害賠償請求されるようです。今回、二人の女性店員の命は無事だったので、良かったですが、一歩間違えれば強盗殺人にもなっていたでしょう。
今後、裁判が始まり色々なことが分かってくるでしょう。その結果を踏まえて、青少年の強盗事件が発生しないような取り組みを国も真剣に考え、政策提言してもらいたいものです。
ただ単に青少年の事件として終わらせてほしくないと切に願います。
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