東京消防庁では、2007年6月1日から、個別の利用者について緊急度や重症度を評価し、結果に応じ搬送体制を提供しているようです。
具体的には119番通報で出動した際に、基準と照らし合わせて明らかに緊急性が認められない場合は、救急隊に要請者にご自身で病院に向かうことをお願いしているようです。
日本全国では「蚊に刺された」「日焼け」などで救急車を呼ぶ人がいるようです。このような必要のない(緊急性のない)人が呼ぶことによって、必要な(緊急性のある)人が利用できないケースも発生しているようです。
日本のように誰もが無料で救急車を利用できるのは、実は日本だけで、国際的にみると救急車は有料です。
例えばアメリカで救急車を利用した場合、多くの州では基本料金に加えて走行距離料金や夜間料金などがかかり、高度な治療をしたかどうかといったことも料金に加算されるようです。この支払いは通常、健康保険でカバーされ、自己負担額は一般的に15ドルから100ドルのようです。
アメリカは個人が民間の保険会社と医療保険契約をするという制度のため、日本と違い誰でも簡単に医療を受けられません。よくアメリカのドラマや映画を見ていると医療保険に加入しているかを確認しているシーンがありますが、医療保険に加入していない人は医療を受けられず門前払いされています。
日本では高齢化が進み、社会保障費が高騰しています。
今後、皆保険制度が破綻し、アメリカのような民会医療保険制度に移行していくことも予想されます。この日本独特の皆保険制度が廃止にならないようにするには、私たち一人ひとりが救急車の使い方、医療機関のかかり方をもう一度考える時期に来たのではないでしょうか。
私自身は、アメリカと同じ医療保険制度に移行すればいいのに、と思っていますが。
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