スーパーにはホットケーキミックスやお好み焼き用などの調味料が混ざった、使い勝手の良い商品がたくさん販売されています。
このホットケーキ用などの使い残ったミックス粉を好むダニがミックス粉に入り込み、そのダニの入った粉で調理したものを食べて、ダニアレルギーの症状が引き起こされた状態が「パンケーキ症候群」だそうです。このダニの入った粉で調理を行った場合、どんなに高温で加熱しても発症を防ぐことができないのが特徴だそうです。
高熱で加熱すればダニ自体は死ぬようですが、死骸の中にアレルギーの原因である物質が残っているので、食べれば当然、症状が出るようです。
一度に大量の原因物質を口から摂取すると、急性のアレルギー反応が出る「アナフィラキシー」を引き起こすケースが多いそうです。具体的には蕁麻疹・浮腫(むくみ)・腹痛・下痢・呼吸困難・意識障害と命の危険もあるそうです。
ほとんどが食べた後30分以内に発症し、過去には38歳男性が自家製お好み焼きを食べている最中から呼吸困難が起き、緊急搬送された事例もあるそうです。問診では、開封後に常温で6ヶ月以上経った市販のお好み焼き粉を使ったことが判明し、粉を調べたところ多数の「コナヒョウヒダニ」が検出されたようです。
この「パンケーキ症候群」を防止するには、使用後残った粉は、必ず密閉し冷蔵庫で保管するしか防ぎようがないようです。また、早めに使い切ることをオススメします。
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