宮崎県の病院で「病院内で遺体が発見された」とラジオで聞き、脳裏に浮かんだのは「殺人?何故?」でした。パソコンに向かい、地域名と病院名を検索したところ、神経科と心療内科の専門病院で、私の疑問が答えを導いたような感じでした。
さて、病院と言えば病気を治すところであって、殺人が起きるとは誰しも考えていないでしょう。しかし、精神科であれば考えられる事件です。
通常、精神科の病院に入院される方は、精神的に病んでいる方が入院すると考えることが正しいでしょう。今回、殺人の疑いで逮捕された72歳の男性は、顔から血を流し死亡していた男性と同じ階の病室に入院していたそうです。
逮捕された男性は、木製の丸椅子で殴り殺害したことが疑われています。通常ですと病気で入院しているので、同じ入院患者さんに憎み殺人を起こす程の関わりを持つことはありえないでしょう。考えられることは、逮捕された男性が被害妄想によって、ついつい殺人に至ってしまったのではないか、と私は思います。
今回、精神科に入院されていた男性患者による殺人事件なので、当然、精神疾患で入院している可能性が高く、裁判では死刑にはならないでしょう。殺された男性は気の毒ではありますが、起こるべき可能性の高い場所で、起こるべき可能性の高い事件が起きただけと考える方が普通だと考えます。
殺されたご家族にしてみれば許しがたい事でしょうが、犯人が精神疾患であることが事実なので、裁判では「責任能力なし」として、無罪になる可能性が高いでしょう。
無罪といっても、犯人である男性は一生、閉鎖病棟内で過ごすことになるでしょう。
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