これからはAIの時代です。私たちがこれまで行ってきた仕事もAIがやってくれる時代が目の前までやって来ています。今、人手不足と叫ばれていますが、将来は人(人間)が行っていた仕事もAIに奪われ「人手不足」は無くなり「人余り」に移行するでしょう。
さて、そんな中、伊藤園で「お~いお茶カテキン緑茶」のCMに起用された「AIタレント」が話題を呼んでいます。既にネットユーザーからは
「言われないとAIだと分からない」
「不祥事を起こすリスクゼロなのは良い」
「もうCMタレント要らないかも」
など、様々な意見が出ているようです。
伊藤園によればAIタレントの起用は
「商品コンセプトをどのように伝えるか検討した結果」
であり
「AIタレントをはじめから起用することを前提としていたわけではない」
とのことです。
CMのテーマである
「健康的で明るい未来のための“未来を創るなら今”」
を表現するにあたり「現在の自分」と「素敵な年齢の重ね方をした約30年後の自分」の両方を、別人に見えない形でCMに登場させるにはどうしたらいいかを考えた結果、AIで生成したタレントを起用することが最適と判断したようです。
この所、タレント事務所及びタレント個人の法令違反などにより制作したドラマ・映画、コマーシャルなどお蔵入りするケースも増えています。
今後、法令遵守のリスクを考えると、AIタレントが所属する芸能事務所が誕生し、AIタレントによる映画製作、AI歌手による歌謡番組など、人が基本であった芸能界がAIタレントに置き換わってしまうことも、時間の問題ではないでしょうか。
今、考えれば到底受け入られないことも、将来は受け入れざる社会になってくるでしょう。確実に芸能界は美人なモデル級のタレントばかりになってしまうと考えると、嬉しいような悲しいような複雑な気持ちでいっぱいです。
また、お笑い芸人はこれまで暴力を振るったり、暴言を吐いたりして視聴者の笑いを取っていたシーンもコンプライアンスの関係から無くなり、品の良いお笑いAI芸人に置き換わっていくでしょう。個人的には、これまでの一部お笑いを考えると良い流れだと思います。
最後に一言、今回のAIタレントの流れは芸能界だけの話ではなく、私たち一人ひとりの職を奪ってゆく流れになることは避けて通れません。私たちの職が奪われないように将来を考えて、生きていくのも私たち一人ひとりの責務ではないでしょうか。
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