そこは群馬県の大泉町で移民たちにとっては住みやすいコミュニティーを作るために、町ではどのような取り組みをしているか英紙「オブザーバー」の記者が取材したそうです。
東京や京都といったにぎやかな観光地から遠く離れた、工業の盛んな小さな町がいま、社会変革の真っ最中にあるようです。首都の東京よりも、この群馬県大泉町が外国人に優しい日本の未来を切り拓くために動いています。
多文化共生を試みるのに、北関東は意外な場所かもしれません。それでも大泉町は他の日本の自治体とは異なり、この地にある東武鉄道小泉線の西小泉駅では、駅名標が6ヶ国語で書かれており、切符売り場では、日本語でのコミュニケーションが難しい人にはスタッフが丁寧に対応するそうです。
町のメインストリートにはブラジルやペルー、コロンビアの食品を売るスーパーをはじめ、ケバブ店、ネパール料理やインド料理のレストラン、ハラールの肉屋、東南アジアのカラオケバーなどが混在しているそうです。
ここはフレンドリーなコミュニティーで、日本人住民も外国人住民も暮らしになれているようです。
この町の外国人住民の約70%をブラジル人とペルー人が占めているようで、彼らは1990年代初頭に、電子部品工場や自動車工場で働くために移住してきた日系ブラジル人や日系ペルー人の子孫たちだそうです。
現在、日本国内では人手不足が叫ばれています。その問題に先駆けて群馬県大泉町では進んだ取り組みをしているので、今後、日本国内の各地域が学ぶべきエリアの見本となるでしょう。
しかし、なかなか外国人と共生できる地域を作るのは文化や生き方が違うので、難しいでしょう。(同じ日本に生きてきている人達同士ですら、共生が難しいこともあります。)
それでも、群馬県大泉町のようなコミュニティーを作らなければ、日本という国は生き残れないのが現実だと思います。
今後、外国人と共生できた町には「〇〇タウン」というように呼ばれるエリアが出てくるでしょう。
そういえば、会社の近くの元商店街には私が「チャイナタウン」と名付けたエリアがあります。これは、違う意味で使っている言葉です。
中国人が空き屋を購入し住んでいるエリアでは、問題が発生しやすく、頻繁に警察が行き来しているので「危ないエリア」という意味で勝手に名付けました。
仲良く共生出来れば良いのですが……。
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