中国の原発が2022年に排出した排水に含まれる放射性物質トリチウムの量が、東京電力福島第1原発処理水の年間放出計画量の上限と比べて、最大9倍に上がることが中国の公式資料で明らかになったそうです。
処理水を「核汚染水」と呼び、海洋放出を非難してきた中国が、相当量のトリチウムを放出してきたことが改めて浮き彫りになりました。
中国は処理水には他の放射性物質が含まれるとして海洋放出を反対する立場を取り、これまで日本との主張が噛み合わず平行線を辿っています。そのため中国による日本産水産物の禁輸といった問題を解決するには困難な状況になっています。
中国での公式資料は、23年度版の原子力専門書「中国核能年間」に22年度の原発の運用状況や安全データが記録されているそうです。13原発計19ヶ所の観測地点で放射性物質を調べたところ、7割以上に当たる15か所の排水に含まれるトリチウムの量が、福島第1原発から放出が計画されるトリチウムの年間上限量の22兆ベクレルを超えていたそうです。浙江省(せっこうしょう)に立地する秦山(しんざん)原発が22年に放出したトリチウム量は202兆ベクレルと、処理水の9.1倍だったそうです。
元々、分かっていたことではありますが、何時もの中国の嫌がらせでした。
この嫌がらせも中途半端に終わらず、このままずっと続けてほしいものです。日本海産物の輸出先も中国からベトナム等の国に置き換わり、問題がなくなるのも時間の問題です。
一番困るのは中国だと思うのですが……。
福島第一各号機の状況-廃炉プロジェクト|廃炉作業の状況|東京電力ホールディングス株式会社
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