2024年4月22日月曜日

ドイツで大麻所持と栽培が合法に……

 2024年4月1日、ドイツで18歳以上の個人が嗜好品として大麻を所持したり、栽培することを認める法律が施行されました。

 今回の法律では、18歳以上の成人は個人の使用目的で公共の場で25グラム、自宅では50グラムの大麻を所持したり、3株まで栽培したりすることが認められました。

これまでドイツでは医療用大麻は合法でしたが、闇取引を防ぐことなどを目的に個人での所有も認められるようになりました。

 しかし、依然として「依存者が増える」などと反対の声もあるようで、ドイツ政府は施行後の子どもや若者への影響を調査し、早ければ1年半後に初期評価を発表することになっているようです。


 さて、日本では大麻草を原料にした医療品の使用を認める一方で、若者などの乱用を防ぐための「使用」を盛り込んだ改正大麻取締法が、2023年12月に参議院本会議で賛成多数で可決、成立しました。

世界では合法になっている国はたくさんありますが、依存性も強く脳機能を破壊されてしまうので、全面解禁への動きはいかがなものかと思います。

 そんな中、タイは大麻が全面解禁されましたが、中毒者が急増し今年に入って年内までには娯楽用大麻を禁止すると表明しました。(医療用や研究用は引き続き認めるそうです。)

 精神活性物質として認められているカフェイン・アルコール・ニコチンなどを考えれば大麻も良いでしょう、と考えられがちですが、正直なところ大麻の恐ろしさをよく理解できていないことも事実です。

 日本でもし合法化されれば闇取引組織の撲滅ができ、正規ルートでの取引が可能となり税収をあげることに繋がり良い面も考えられますが……。身体にどれだけの悪影響があるかも踏まえ、検討してもらいたいものです。

 今後、日本でも完全合法化されるかもしれませんが、私には身体のことを考えたら使用する選択肢はありません。


ホーム|厚生労働省

厚生労働省地方厚生局麻薬取締部ウェブサイト


麻薬と人間 100年の物語

厚生省最後の麻薬取締官 薬物犯罪の摘発に命を懸けた男たち

0 件のコメント:

コメントを投稿

やっぱりね!

 私が危惧していた公務員の「非正規(会計年度任用職員)」が全国的に増えているそうです。特に職員の半数以上が「非正規」という自治体が大阪府内で増えているそうです。  大阪労連などが今年5月に府内の全ての自治体を対象にアンケートを取ったところ、職員の半分以上が非正規だと回答した市と町...