私が就職する頃はバブルも弾け、各企業も方向転換をせざるを得ない時代だったと思います。
政府は、将来的に人口が減り、年金支給年齢も繰り下げなければならないであろうアナウンスはしていました。しかし、誰も将来のことは考える必要がないくらい、日本はバブルの余韻に浸っていました。
さて、私が大手航空会社の就職試験での面接時
「何故、当社を選びました」
とお決まりの質問をされ、渡した
「飛行機が好きでどうしても整備士になりたいのです。」
と、アピールしたところ、返された言葉が
「もう、時代が違うから飛行機が好きだからとか言う人は必要ないです。当社が必要としている人材は給与が高額だから選択しましたと言ってくれる優秀な人を採用します。」
という言葉でした。この時、私の脳裏には衝撃が走り
「もう、飛行機が好きだからとかで職業の選択が出来ないのだ」
と、諦めて面接室から退出したのを覚えています。
現在、日本では好きで、やりたい職業には簡単に就くことができません。小さい頃から勉強し、各企業で採用している学校を選んで計画的に進学しないと不可能に近いでしょう。
先日、インターネットで小さい頃から医師になりたくて勉強した人が、日本の医学部に合格できず、日本人学生を積極的に入学させる他国の大学に入学し、ドクターになり将来的に日本に帰国し医師として働く人がいる、という話を見かけました。
勿論、私が就きたかった航空機の整備士やパイロットに日本で採用されなかった学生も、海外で学び夢を叶える方法を選択した人もたくさんいるようです。
今、何故か日本では資格試験を取らなければ仕事が就けないような職業については、高学歴なハイスペックの人しか採用されない風土が出来上がってしまいました。
昔のように、好きな職業に就ける時代ではないので、ますます、海外を目指す若者が増えて来てる現実に目を向けて、国として動いてほしいと願わずにはいれません。
海外では、勤勉な日本人の学生枠のある国の大学があります。海外では言葉の壁があると思いますが、将来の夢である職業に就けるのであれば、さほど高い壁ではないと思います。
日本国内で、夢破れた学生は諦めずに海外を目指して頑張って欲しいです。
ブルガリアの大学の医学部への進学 - NIC International College in Japan
英語で学べるブルガリアの大学特集(ブルガリア留学) - NIC International College in Japan
0 件のコメント:
コメントを投稿