2024年5月4日土曜日

何故「日本の若者」は「結婚」しなくなったのか?

 厚生労働省が公表した2022年の人口動態統計によれば、外国人と海外で生まれた日本人の子どもを含む出生数は79万9728人だったそうです。国内生まれの日本人の出生数はさらに少なく、統計のある1988年以降、初めて80万人を割り込むことが確実になったそうです。

この要因については、ほとんどの情報によると

「日本人の少子化の要因は、結婚した夫婦が子どもを多く産まなくなっていることにあるのではなく、結婚しない人の割合が増加したことになる」

と目にします。

 何故、若い男女が結婚という選択をしなくなったのでしょうか?

 少子化対策を熱心に言挙げする人々は、しばしば仕事と子育ての両立難や、若年層の経済的困窮を取り上げています。「若者は結婚したくても、できない。」ということです。

 しかし、実は別の面から考えてみると面白い結果が出てきたそうです。それは格差婚、すなわち女性が自分よりも学歴や収入など社会的地位の低い男性と結婚する傾向が、少ないことがあるようです。逆に女性が自分より社会的地位の高い男性と結婚し、専業主婦になるケースはほとんど考えられなくなってきているようです。これも時代の流れで、男女雇用機会均等法、ジェンダーフリーなど女性が社会進出してきたことも言えるのではないでしょうか。

 ただ単に、仕事と子育ての両立難や若年層の経済的困窮だけがクローズアップされていますが、女性が社会進出し高額な報酬を得られるようになってきたことも要因として考えられるのではないでしょうか。

今後、政府が女性の活躍できる社会を、と言い、上場企業の女性役員数を増やそうと推進していますが、逆にこの働きかけこそが日本の少子化に拍車をかけているのではないか、と私は思います。

もし、子どもの出生数を増加させるのであれば、昔のようにお父さんが外で働き、お母さんが専業主婦で家の切り盛りができる社会に戻らないと、少子化問題は解決できないでしょう。

当然、お父さんの給料だけで生活できるような社会構造にして、報酬を増やせる元気な日本に戻さないと不可能ですが……。

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