2024年6月5日水曜日

手紙が110円に

 2024年5月21日、政府は首相官邸で物価問題に関する関係閣僚会議を開き、手紙(25グラム以下の定形郵便物)の郵便料金の上限を84円から110円に引き上げる改定案を了承したそうです。

これを受け、総務省は6月中旬を目処に省令を改正し、日本郵便は10月頃に110円に改定するそうです。値上げは消費税増税時を除き1994年以降、30年ぶりになるそうです。

 この所の働き方改革の流れの中で、土曜の郵便物の配送がなくなった上、以前に比べ郵便に時間が掛かるようになったので、郵便物の利便性が薄くなってきたと思っていたところに、値上げのニュースが入りました。今回の値上げはインフレや人件費の高騰など、様々なことを検討した上で改定されるのでしょう。

しかし、利便性が悪くなった上に値上げとなれば郵便を利用する価値がなくなっていくでしょう。また、現在はメールでのやり取りが主流になりつつあるため、今後、ますます郵便を利用する人が減るでしょう。特に年賀状は減少し、将来的には年賀はがきが販売されなくなることも考えられるでしょう。

 この値上げが、将来の御挨拶でもある年賀状の急速な廃止に繋がらなければ良いのですが……。

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