今、メキシコでは暑さのあまりサルが木から落ちて死んでいるようです。
実際は落ちて死んでいるのではなく、脱水症でサルは「数分」で死んでしまうそうです。
事実としては脱水で死んだ後に、木から落ちているそうです。
強烈な熱波に見舞われているメキシコのタバスコ州。現地当局者とボランティアは死んだサルを回収したり、生存している動物たちが熱波を乗り切れるように、とサルの生育地周辺に水や果物が入ったバケツを設置しているそうです。
5月の初めには、首都を含む10の都市で記録的な高温が観測された、とロイターは伝えたそうです。
5月9日には首都メキシコシティで最高気温が34℃を超えたようです。(ちなみにメキシコシティの5月の平均最高気温は26℃で、30℃を上回ることは滅多にないとされているそうです。)
現在、温室効果ガスやエルニーニョ現象などの影響で、世界各地で気温が上昇しています。猛暑は私たちの身体や環境に悪いだけでなく、経済にも大きく影響します。
調査によると1993年から2013年の間に猛暑による世界経済が、平均して16兆~50兆ドルの損害が生じたそうです。猛暑によって食糧生産や畜産、冷房使用による電気代など様々なコストが掛かると考えるなら、大きな損害になるのも無理はないでしょう。
ボランティアの話によると木からリンゴが落ちてくるように、たくさんのサルが落ちてきている状況だそうです。今、メキシコではサルが木から落ちてくるほどの熱波に襲われている毎日です。
私たち一人ひとりが地球温暖化に目を向けて、少しでも地球に負荷の掛からない生活をすることで、リンゴのようにサルが脱水症で木から落ちないような生き方をしなければならないですね。
考えてみると、サルが木からバタバタ落ちてくるような光景を想像しただけでも怖くなる私です……。
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