日本国内の歯科クリニックの数は、コンビニの軒数より多く、近年は経営が継続できずに撤退や倒産してしまう歯科クリニックも増加しているそうです。
私は、健康のために定期的に歯科通院をしていますが、予約をしても3か月先は当たり前の人気のあるクリニックです。
今回、あまりにも予約が取りにくく遠く、たまたま痛みを感じたので、近くのクリニックに通院しました。今回のクリニックは患者さんが誰一人もいない怪しい感じでしたが、設備は歯科CTもあり、説明も理論的でした。何といっても今までとは違い、口腔内の状態が良くない、と指摘されました。
今までのクリニックは何だったんだ、と思ったのも事実です。CT画像から口腔内の状況が良くないことも、私でも分かる程で、歯周病がかなり進んでいることが分かりました。
以前のクリニックでは
「口腔内の状況が良いです」
と何時も褒められていたのです。今ではショックを隠せません。
さて、日本は国民皆保険で全ての人が平等に医療に掛かることができます。しかし、歯科通院は全国民の2%のみだそうです。
スウェーデンでは0~19歳が100%、20~59歳が90%、60歳以上が80%歯科通院しているそうです。
アメリカでは所得400万円以上の人が80%、200万円以上の人が50%です。
国によって考え方が違いますが、日本人は国民皆保険制度があるにも関わらず、普段から歯科通院が2%のみです。だからこそ30歳以上の成人の約80%以上が、歯周病に掛かっているのでしょう。日本人の歯周病の多い原因の一つは、予防という概念が低く、治療が不可能になってから通院するという国民性だそうです。
現在、日本では予防歯科で歯周病をなくし、8020を達成しようという目標があります。そのため、健康診断時において
「歯科検診もいかがですか」
と声を掛けられるようにもなりました。
歯周病は怖い病気です。毎日のケアも大切ですが、半年に1度の定期的な通院をすることで、歯周病などのトラブルを未然に予防することができます。80歳になった時、20本以上の歯が残っているように頑張りましょう。
「予防歯科」が長寿の秘訣で、何時までも健康で過ごすことの最低条件になると思います。
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