社会がインターネットで何でも出来るようになれば、これまで当たり前に使われてきたものでも使用されなくなることは、当たり前です。
我が家は朝刊紙を、全国紙の毎日新聞を購読しています。購読理由としては、がんの子どもたちの為の活動を積極的にやってくれている、というのが最大の理由でしょう。
そんな毎日新聞が2024年7月17日に、富山県内での新聞の配送を2024年9月末で休止する、と発表がありました。
富山県内では2023年上期における県内での朝刊発行部数が840部で、全国では沖縄県に次いで少ない部数だったそうです。配送を休止するのは全国で富山県が初めてで、販売店には既に説明済だそうです。
当然、近年稀にみる新聞購読者減少の流れの中、また今回の能登半島地震において致命的な購読者減少に至ったのは想像がつきます。
山梨の紙面においても、県内版が長野県版の記事と一緒になり、県内情報がこのところ減少されているのは目に見えていました。地方における全国紙の休止は、今後ますます進んでいくのも致し方ないでしょうし、地方紙さえも紙ベースの紙面の提供は難しくなっていくでしょう。
今回の富山県内での発行部数840部では、赤字だと思われます。
県内紙面の記事は、全国版の「デジタル」や全国版で発信していくため、富山支局を拠点とした県内取材体制は維持し、全国紙の役割は果たしていく、とアナウンスされています。
今回の富山県内の朝刊配送休止は、今後全国的に広がっていくことが予想されます。
当然、他紙もこのような形で少しずつ休止という形で進み、将来は「デジタル版」のみの提供になり、新聞を配達している販売店は衰退するでしょう。
これも社会での技術革新のほんの1ページに過ぎないのです。
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