私が子どもの頃、よくTVニュースで
「将来は少子化になり高齢者が増えて大変な時代がやってきます」
と理解さえできていませんでした。大人になった今だからこそ、よく理解できた次第です。
厚生年金制度は労働者年金法発足の1942年に始まりました。高齢者1人を支える支える現役世帯の人数は、1960年では11.2人でしたが、1980年には7.4人、2025年には1.9人になると言われています。
国民年金制度は1961年に始まりました。当時は高度経済成長もあり、制度が始まったばかりの1965年は高齢者(65歳以上)を9.1人で支えてきました。
当然、制度開始当初から、両年金制度は将来の少子高齢化によって破綻する、と考えていた政治家や官僚は居たはずです。しかし、何の対策も講じず現在に至っています。
現在、何十年も前から将来は少子高齢化がやってくる、と分かっていたにも関わらず政治家や官僚は何をしてきたのでしょうか?
今更、政治家が大声を出して
「将来の少子高齢化のために国民にも痛みが伴います」
と国民に押し付けられても
「困ります。私たちにも生活がありますから今まで通りでお願いします」
と返答するしかありません。同時に、政治家に対しては特に
「何十年も前から将来は少子高齢化がやって来ると分かっていたのに、あなたたちは何をやってきた?」
と返させて頂きます。
今回、衆議院選が行われました。この将来の「少子高齢化の問題」は最初に取り組みべき問題であって、政権をどの党が取ろうか関係ありません。
日本の将来が掛かっている問題です。党派を超えて超党派で取り組むべき課題ではないでしょうか。
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