33年前、アメリカ合衆国の上院議員であったバイデン現大統領はSTART条約により、元ウクライナ国内にあった核兵器放棄を推し進めた張本人でありました。
(START条約:アメリカ合衆国とロシア(旧ソ連)との間で結ばれた、戦略核兵器の削減に関する条約。主な目的は、両国の核戦力を制限し、核兵器の拡散を防ぐことが目的。)
33年前のバイデン上院議員は当時、ウクライナは若い国であり核戦争を起こす可能性が高く、米国には脅威な国であり、早急に核放棄をさせるべき、と考えていたようです。
当時、ソ連から独立したばかりのウクライナは、大国であるアメリカ合衆国やロシアからの圧力、またチェルノブイリ原発事故があった時期だからこそ、核放棄に舵を切るしかなかったようです。
そして、1994年にブタベスト覚書での安全保障の引き換えにより、ウクライナ大陸弾道ミサイル130発を廃棄、重核爆撃機38機を破壊、戦略核弾頭約1700発を廃棄、戦術核弾頭約4000発を廃棄しました。
実際は破壊と言いつつ、核兵器についてはロシアへ引き渡されただけでした。このウクライナの核兵器放棄を中心になって推し進めたのが、アメリカ合衆国のバイデン(現大統領)でした。
これまで他国の侵攻したこともないウクライナが世界平和のために、と核兵器廃棄に舵を切って28年後、何が起こったでしょうか。
ロシアによるウクライナ侵攻です。現在、アメリカを中心にNATOとの協力の元、ウクライナがロシアと戦い、ウクライナ国民の願いでもあるNATO加盟や長距離兵器の使用もバイデン大統領は許可さえ出す気配はありません。
このロシアのウクライナ侵攻は、バイデン大統領の責任も大きいでしょう。結果論ではありますが、ウクライナが核兵器さえ放棄しなければ、ロシアはウクライナには侵攻できなかったと思います。
現状では、アメリカ合衆国やNATOの力で戦争を終結することは不可能だと思います。
ウクライナの技術力を持って様々な兵器が開発され、近い将来は長距離爆弾も製造できれば、ロシア国内の軍事関係施設を自力で攻撃できるでしょう。その時には終戦を迎えることが出来る筈です。
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