早いもので、今年も残すところ僅かとなりました。
今年の始まりは、何と言っても衝撃的な元旦(2024年1月1日16時10分)に能登半島を襲った地震でした。また、2日には能登半島地震の災害救援物資を輸送する海上保安庁機と日本航空機との衝突炎上事故(羽田空港地上衝突事故)です。
この事故では、奇跡的に日本航空機側の死亡者は発生しませんでしたが、海上保安庁機側に死亡者が発生しました。私たち国民が、2024年の「夢や抱負」を願い、これからという時の最悪なスタートとなりました。
今、私たちの環境は技術革新が進み、AIドローンが仕事を行うようになりました。海外では自動車の自動運転での運用も許可されつつあり、通常運転する自動車においても安全装置が装備されるようになりました。それにより、私たちが安全確認せずとも安全装置が危険感知し急停止してくれるようになり、より一層事故が低減された自動車が増えてきました。
当然、航空機も本来であれば一番危険(離陸直後の3分間と、着陸直前の8分間の合計11分間を『魔の11分』と呼ぶ)だと言われている離着陸も自動で出来るように進化してきましたが、世界的には未だに離着陸のみは人間の手で行われています。
この技術革新によって世の中が便利になり、安全確認さえ装置が行い私たちに係る負荷は低減してきました。その中で最新式の航空機同士が衝突している現状を考えると、いかに私たちは最新式の装置に頼りすぎてしまっているからこその事故だったのです。
今回の事故は、両機とも本来夜間でも認識できるように航空機に取り付けてあるライトの確認を怠っていたようです。本来は海上保安庁機の無線の聞き間違いが最初のミスですが、それ以降、両機が航空機のライトの確認さえ出来ていれば回避できた事故です。
これは私たちが現在の安全装置に頼りすぎた結果、基本であるべき目視点検を怠ったことが原因でしょう。問題は色々と多岐に渡りますが、やはり基本である周囲の安全確認こそが事故を防ぐ一番の基本でした。
今回の事故を通じ、私の今年の漢字は『戻(もどる)』です。
今後ますます、技術は進化し装置に頼り切った社会がやってくるでしょう。しかし、装置も100%安全なものはありません。だからこそ私たちは過去に戻り、これまで行っていた「安全確認」を継続していくべきです。(安全装置と安全確認の合わせ技ができれば、もっと良いでしょう。)
また、現在、能登地方は復興が進んでいないとも言われています。以前の能登地方に戻ることができるように、国が積極的に介入して欲しいと願っています。
2025年は良き新年が迎えられますように……。
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