全国的にバスの運転士さんが足りず、運休する路線が増えているそうです。
そんな中、京都市バスの市交通局は「市バス運転士不足 非常事態宣言」を発出し、今秋、新たに採用を始めたそうです。
運転士不足の背景の1つは「2024年問題」があるようです。今年(2024年)の4月から長時間労働を是正する働き方改革関係法案が施行されました。運転士にも時間外労働の上限規制が適用されることになりました。
現行ダイヤの運行を維持するには、合計880人の運転士が必要とされていますが、9月1日時点で約50人が不足しているそうです。
そこで、処遇改善として
「休暇取得率100%」「勤務状況によっては1000万円近い年収も可能」
とRPしたそうです。その結果、11月までの募集で定員の倍以上の158人からの募集があったそうです。
バスの運転士さんが年収1,000万円稼げて、休暇取得率100%が可能であれば、たくさんの方が働きたいところでしょう。しかし、今回の採用は市バス運転士さんだからこそ可能な条件であり、営利法人の会社であれば良くて京都市営バス運転手さんの条件の半分が良いところでしょう。
全国的に運転士さんによる運休路線も増えている中で、無人自動運転バスの運行が始まった地域もあるようです。将来は無人でのバス運行が主流になる時代がやってきて、運転士さん自体必要ありませんよ、という悲しい将来が目の前に来ていることも事実でしょう。
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