愛知県豊明市は、市民が仕事や勉強以外の余暇時間にスマートフォンやタブレット端末を使用するのは1日2時間以内を目安とする条例案を、8月開会の市議会定例会に提出するそうです。
条例に強制力や罰則はなく、施行は10月1日とするそうです。豊明市によると時間を明示した『スマホ使用条例』は全国初だそうです。(ゲームなどの依存症対策として子どもを対象に、利用時間の目安などを定めた香川県の条例があります。しかし、市民全員に使用時間の目安を示したという意味で豊明市は初になるそうです。)
市は福祉施策を進める中で、子どもがスマホにのめり込み過剰に使用する事例や親が乳幼児に長時間使わせるなどの事例を把握し、対策を検討する中で条例制定を決めたそうです。
昨今、スマホなどの通信機器による虐めなどの問題が発生している事実を考えると、必要な条例でもあるのでしょう。しかし、強制力や罰則が無いため高給取りの市議会議員が時間とお金を掛けて提出するほどの条例案ではありません。
その時間とお金があったならば、他のことを検討して頂きたいと思った市民が必ずや居る筈です。
結局は各家庭がルールを決めて使用制限すべきで、市が条例まで作ってすべきことなのか、と考えさせられるニュースでありました。
色々言っても愛知県豊明市の宣伝効果を考えれば、費用対効果はあったのかもしれませんが、スマホ使用条例としての効果はないはずです。
豊明市スマートフォン等の適正使用の推進に関する条例案について/豊明市
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