『常連』といえば『お得意様』『馴染み客』『贔屓客(ひいききゃく)』などが挙げられます。
そんな中で、よく見聞きするシーンはホテルが満員で宿泊できないのにもかかわらず、
「俺は常連だぞ責任者を呼べ」
と言ったり、居酒屋などの飲食店で満員の中来られた方が
「俺は常連だぞ店長を呼べ」
とご立腹な方を見かけます。
当然、常連客だとしても混んでいることで断られると気分を害されることは理解できますが……。
確かに『常連』は「常に」を意味する「常」と、「連なる」を意味する「連」という言葉から成り立っています。
「常に連なる人」と意味からも施設側と利用者との関係は特別でしょう。
しかし、施設側が満員などの場合は『常連』であっても、諦めてもらうしかありません。実際は利用する側が常連意識が高いからこそ、トラブルになりがちです。
この『常連』を違う見方で考えてみます。
『常連』は「常に」、「連」は「連絡」と考えてみると、施設を利用する際は、常に連絡して調整することができる人こそ、本当の『常連』客ではないでしょうか。
「俺は常連だぞ……」
と大声を出している方は、実は自身が『常連』と思い込んでいるだけで、施設側は『要注意人物(クレーマー)』として扱っている可能性が高いと思われます。
日頃の所作は大切です。常に謙虚に生活することをお勧めしますが……。
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