南アルプス市の米国系会員制スーパー『コストコホールセンター南アルプス倉庫店』は、オープンから半年を迎えました。
その内容が地方紙である『サンニチ』のトップニュースとして
「商圏は安堵、GSに打撃」
と紙面を飾りました。
「激しい混雑は3ヶ月程で落ち着き、想定通りの集客状況」
と運営会社の担当者は話し、市関係者は
「年間利用者は185万人~200万人程度となるのでは」
と……。
周辺には地域スーパーのオギノ、いちやまマート、大手資本であるビッグなどがあります。
当初は売上が落ちるのではと戦々恐々としていた中、オギノ社長は
「コストコは休日などにイベント的な買い物として利用されているようだ。毎日の食事のために買い物するスーパーとは性質が違う」
と分析されたそうです。いちやまマートの広報担当も
「直後は売上に多少の影響はあったが、今はオープン前の水準に戻っている」
と安堵しているそうです。
この紙面を読んだ購読者はどう考えていたでしょうか。
私はコストコへ職場のおやつを購入しに、月1で行っています。混雑が嫌な私は、出来る限り空いている時間帯に行きますが、オープン当初と変わらない混雑ぶりに辟易します。
その度に大型カートに乗る大量の肉や大量の寿司など、どんな大きな胃袋を抱えた巨人が食べるのだろう、と何時も不思議に思うくらいです。
さて、紙面には各スーパーの方が「売上が落ちずに安堵」とのことですが、私は実際この紙面を読んで恐ろしくなりました。
地元スーパーでは売上が下がらず、コストコでは大量の食品が買われ、これら全ての食品が南アルプス市、山梨県民の胃袋に収まっていると考えたら……。
将来確実に大多数の県民は成人病に侵され、医療費は確実に高騰し、県民が負担している社会保障費も年々値上げされるでしょう。
また、売上が下がらず安堵していた県内のスーパー関係者企業の社会保障費負担金も高騰し、薄利多売なスーパーは経営が難しくなるでしょう。
結局のところ、この紙面からはGS以外は安堵したことで良かった、と読み取れる内容でした。
しかし、私は将来を考えた中で本当に恐ろしいニュースであり、もし私がスーパーの経営者だとしたら
「売上が下がらないことが問題であり、将来を考えたら怖いので今から対策を考えたい」
と答えたでしょう。
購読者のどの位の方が私のように感じたかは分かりませんが、事実として将来を見据えた県政・市政を検討すべきことでしょう。また、各地元スーパーも将来を考えた戦略を打つことを考えさせられる紙面だったと思うのですが……。
※以前書いたブログの通り進んでいて怖いです。
コストコオンライン - 公式サイト|Costco Japan
山梨県 南アルプス市 -人がつどい 次世代につなぐ 活力あふれるまち-
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