2026年4月6日月曜日

膵臓(すいぞう)がんと言えば……

 膵臓がんといえば、発見しにくい箇所にあり、予後は良くないことで怖い印象がある癌と思っているのは私だけではないはずです。
 膵臓がんの外科手術は高難易度であり、地方の病院では都市部の病院に比べ、術後90日以内に死亡するリスクが17%高いとする結果を東京大学のチームが発表しました。
また、80歳以上の患者に限ると41%以上リスクが高かったそうです。
 膵臓の病気に対する外科手術の標準治療は『膵頭十二指腸切除術(すいとうじゅうにしちょうせつじょじゅつ)』と呼ばれているそうです。
膵臓の頭部を中心に胆のうや十二指腸、胃の一部などをまとめて切除し臓器を再建するため、手術時間が6~8時間と長く、難易度が高いそうです。
 結果、退院までの間に感染症が重症化したり、膵臓の消化液が漏れ出して出血を起こしたりし、死亡するリスクが高いことが指摘されています。
 研究チームは、術後90日以内に病院内で死亡したケースを調べるため、2010年~2021年に切除術を受けた全国の8万6339人を解析したそうです。
その結果、人口が50万人以上かそこに隣接する都市部の病院に比べ、それ以外の地方の病院では死亡する確率が1.17倍高いことが明らかになったそうです。
特に80歳以上の患者に限ると、死亡する確率は1.41倍高かったそうです。
 年齢が高くなるほど、地方の病院では死亡するリスクが高まる傾向にあるそうです。
研究チームは、
『手術で受けるダメージが大きく、術後の合併症発生率も上昇し、急変した場合に迅速な対応が取れるかどうかという面で都市部と地方の差が生まれている可能性がある』
と指摘したそうです。
 私たちが子どもの頃、癌の医療で名医の居る東京へ治療に行くという話はよく聞きました。現在では地方においても医学系の大学病院が設置され、高度な治療は可能になったと思います。
しかし、今回の80歳以上の手術をされた高齢者のデータも含まれた結果から言えることは、80歳以上の高齢者が癌治療をすべきであるかを議論すべきだと思います。
 80歳を超える高齢者は健康寿命も超えており、体力を使う高度な手術に身体が耐えられるとも思えません。
これこそ(80歳を超える高齢者に、体力を使う難しい手術を行うということは)社会保険料が高騰する原因の一つであるといえるでしょう。
 高齢者で癌が発症したら手術せず、残された期間を有意義に生きて欲しいと願うのみであります。
しかし、確実に完治でき、ピンピンコロリできる手術ならば別ですが……。













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膵臓(すいぞう)がんと言えば……

 膵臓がんといえば、発見しにくい箇所にあり、予後は良くないことで怖い印象がある癌と思っているのは私だけではないはずです。  膵臓がんの外科手術は高難易度であり、地方の病院では都市部の病院に比べ、術後90日以内に死亡するリスクが17%高いとする結果を東京大学のチームが発表しました。...