ここ数年寄り付かなかったツバメの家族が、今年はふた家族旅立ちました。
最初の家族は、夫婦仲良く4羽の子ツバメを育て上げ、巣立ちました。次にやってきたふた家族目のツバメは、最初こそ夫婦で力を合わせて生活をしていましたが、子ども達が生まれた頃には父ツバメを見かけなくなってしまいました。しかし、時々やってくるツバメが父ツバメだったかもしれません。
人間社会のみに母子家庭という概念があるのかと思っていた私でしたが、ツバメの世界でも母子家庭があったとは驚きです。
また、この母ツバメは母性が強いせいか、子ツバメが大きくなっても献身的に餌を運んでいいます。
子ツバメの大きさは、最終的にはどちらが親ツバメか分からないくらい大きくなっています。そこまで大きくなってもまだまだ親ツバメは餌を捕まえては運んでいました。
そんな5羽の子ツバメたちを、旅立ちのために仲間達が迎えにやってきています。
一説によれば、成長したヒナたちはやがて巣立ちの時を迎え、近くの河原などに移動して仲間達と共に飛び立つ準備を進めるそうです。
そして8月下旬から9月にかけて、日が短くなり朝夕の空気に秋の気配が漂い始めると、その変化を敏感に感じ取り南の地へ旅立つそうです。
日本では近年、毎年のように『猛暑』『厳しい残暑』に見舞われます。そんな年はツバメたちの旅立ちが大幅に遅れてしまうとも言われています。
いずれにしても、この9羽の子ツバメたちが、来年我が家に戻ってくることを楽しみにしています。
つばめ ぎゅうぎゅう (ちいさなかがくのとも2026年6月号)


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