子どもの頃、日曜の夜のテレビ番組のCMソングに
「この木なんの木、気になる……♪」
(日立グループCMソング『日立の樹』作詞:伊藤アキラ 作曲:小林亜星 編曲:辻 志朗)
が流れると、明日から学校だと不安に駆られる瞬間でしたが、何故か脳裏には「大人になったらこの木を見に行くぞ!」と思わされるような力強さを感じる不思議な木でした。
この番組は、日本テレビ系で放送されていた『日立ドキュメンタリーすばらしい世界旅行』(1966年10月放送開始)が1972年に日立製作所一社提供から日立グループ25社の共同提供に移行する際、
「コンピューター技術が大樹のように根を伸ばし、その技術がいろいろな花を咲かせ、実を結ぶ」
というグループのコンセプトに合致したCMとして制作されたそうです。
時代は変わり、1986年からはTBS系の『日立世界・ふしぎ発見!』に変わり、2024年3月30日を最後に番組が消滅し、この日立グループを代表するCMソング(日立の樹)も同時に、私たちの目の前から消えたそうです。
今、大人になり「ふと気になった」日立の樹には、日立グループの壮大なコンセプトがあったことを知ると感動しかなく、やはり私が子どもの頃に感じた力強さは、まさに日立の力が隠されていたのでしょう。
番組が消滅し「日立の樹」を見聞きすることはなくなりましたが、子どもの頃の思いは必ずや成し遂げたいと思います。
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