この1年は、私のライフワークでもある骨髄バンクの登録推進活動を20回(20日)以上行い、またそれ以外に日本赤十字社はじめたくさんの団体への寄付と、これまでと比較にならない活動に対しての時間を投入できた1年でした。
これも毎日働く環境があり、また以前に比べ歳のせいか欲がなくなりお金を使う機会がなくなったことも起因しているのでしょう。
さて、以前ブログで紹介した映画「ペイ・フォワード」があります。
主人公の少年トレバーはアルコール依存症の母と家を出て行った家庭内暴力を振るう父との間に生まれました。
中学1年生になったばかりの彼は社会科の最初の授業で、担当のシモネット先生と出会いました。先生は
「もし自分の手で世界を変えたいと思ったら何をする?」
という課題を生徒たちに与えます。生徒たちのほとんどは、いかにも子どもらしいアイディアしか提案できませんでした。
しかし、トレバーは『ペイ・フォワード』、自分が受けた善意や思いやりを、その相手に返すのではなく、別の3人に渡すという提案でした。
トレバー少年は、この「ペイ・フォワード」を実践するために、渡す相手を探し始めます。仕事に就かない薬物中毒の男性、シモネット先生、いじめられている同級生……。
色々と試みたものの、なかなか上手く行かず
「ペイ・フォワードは失敗だったのではないか」
とトレバー少年は思い始めます。けれど、トレバー少年の気付かないところで、このバトンは次々に受け渡されていたのです。
私の活動のベースは『ペイ・フォワード』です。
今、世界は混沌としています。建前では「戦争反対」「核廃絶」……などと声高々に言っています。しかし、現実的には各国は自国の幸せのため、企業は自社と株主の利益のため、各個人は自身の幸せのために、と生きています。
実際は、世界中の人々が平和に暮らすことは1人ひとりの活動で可能です。
政治やお金などいりません。平和のために法律を変えなければ、と声高々に騒いでいる政治家も居ますが、そんな必要はありません。
実は自身の目の前の人に『ペイ・フォワード』することこそが、お金も掛からない難しい政治や法律が関わらないで1人ひとりが幸せになることのできる、簡単な方法なのです。
今回の年末年始は長期間の9連休の企業もあるようです。もし、興味がありましたら『ペイ・フォワード』を観て、新年を迎えて下されば幸いです。
来年こそ皆様が幸福な1年を過ごせますように……。
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