2025年1月10日金曜日

年金受給を考える

 これから年金受給をされる方は、

・繰り上げ受給(早く受給する方法で60歳から64歳11ヶ月で選択可能)

・通常受給(65歳から)

・繰り下げ受給(遅く受給する方法で65歳1ヶ月から74歳11ヶ月まで選択可能)

の3つがあります。

 当然、繰り上げ受給は早く受給することになるため、通常受給よりは額が減ります。

また、繰り下げ受給は受給開始年齢を遅くすればするほど、受給額が増加することになります。

 さて、この両者の受給方法についてSNSや書籍では、

「早く受給した方が得」「遅くした方が得」

といった、どちらも納得できることが書いてあります。

 結局のところ、何歳まで生きていられるか分からないから繰り上げて早く受給するか、65歳の通常受給を選択している方が殆どのように感じます。

当然、将来何歳まで生きられるかを考えると、普通に受給したいと考える方は多いでしょう。


 現在は男性の平均受給額が約14万円、女性は約10万円と言われています。

その額で介護を受ける状況になった場合、残念ですが到底年金だけでは賄いきれません。お子さんが不足分の支払いを行ってくれる場合はですが、自身の生活もあり両親の介護費用を補填する余裕などないでしょう。

 何歳まで生きることができるか分からないから早めに貰った方が得だとか、受給されるなら出来る限り早く貰いたいと考えている方は、往々にして今のことしか考えていないでしょう。

このような方々は、将来自身が介護を受けるにあたりお金に困ることなど考えていないと思います。また、将来子ども達に莫大な負担をかけさせることになるなど、想像もつかないでしょう。

実際、将来のことは誰にも分かりません。もしすれば、介護を受けずに「ピンピンコロリ」でこの世を去ることができる人もいるでしょう。しかし、残念ながら日本国内は医療も向上しているため、殆どの方が将来、介護サービスを受けることになるでしょう。

 このことからも年金受給は、70歳まで繰り下げが良いのでは、と私は思います。

70歳で受給する場合は65歳で10万円を貰える方は、14.2万円の増額になります。

将来、お子さんに負担を掛けたくないと考えているなら是非おすすめの制度です。現在、日本国内にある金融商品で考えた時、こんなにも率の良い商品はありません。

将来、私は出来る限り介護を受けないで済むように健康に留意して生きて行こうと思っていますが、こればかりは分かりません。

だからこそ子どもに負担を掛けないためにも、年金受給の繰り下げをし70歳受給を考えています。通常の65歳受給時よりは1.42倍になりますからね。70歳まで働いて厚生年金を最後まで掛けて、70歳から年金生活に入る予定です。その場合、後12年働くことになりますがね。

 私の考えを話させてもらうと、殆どの方が早く年金を貰わないと勿体ない、と言います。

当然だと思いますが、私は健康なうちは若者に負担を掛けさせたくない、と考える人ですからね。

ねんきんネット|日本年金機構



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