毎日、自動車による死亡事故は後を絶ちません。
その原因の中には、未だにあってはならない飲酒運転があるのも事実です。残念ながら私たちは、自動車なしでは生活不可能な地域に住んでいる国民が多い国です。
生涯の間には何らかの形で、死亡事故は起こさなくても自損事故で修理に至るケースはあるでしょう。
私たちは毎日の生活の中で「ヒヤリ」と感じることが、良くあります。私自身、若い頃と比べると認知機能が低下しているのか、運転がスムーズに出来ない歳になったと感じることがあり、今では、昔以上に安全運転に徹している毎日です。
さて、1件の重大事故の背景には、29件の軽い事故と300件のヒヤリハット(事故の1歩手前の出来事)があるという「ハインリッヒの法則」があります。
この法則から考えると、死亡事故に至らなくとも大破させるほどの事故の背景には、29件の軽い事故と300件のヒヤリハットがあるということです。
私の事業は訪問介護であり、田舎での訪問の移動には自動車がメインとなります。各ヘルパーは1日の移動距離が長い時は50キロを超えることもあります。
ヘルパーによっては不思議と何度も大きな自損事故を起こす方が居ます。その中で考えられることは免許証を取得したばかりの若者や、高齢者だから事故を起こす、とは一概に言えません。
事故の原因には、各人の運転に対する内面的な問題もあると思われるため、考察を行うことは難しいです。幸いに自損事故であり、他人を傷つけたわけではないため問題はないですが……。
「ハインリッヒの法則」から考えると、何時かは大きな死亡事故に繋がることになります。
このことから事故が起きた場合は、自己内観し何故事故に至ってしまったのかを考えて、2度と起こさないように安全運転を心がけるべきでしょう。
当然ながら当事者は事故の度に反省し、2度と起こさないように安全運転には留意しているはずです。しかし、何度も事故を起こしてしまいます。
この事故を起こしやすい当事者の内面には、身体にあるストレスや家庭問題、病気等、機能低下させてしまう問題が隠されている可能性が高そうです。
だからこそ安全運転を心がけることは大事な事ですが、当事者のストレスになっている諸問題の解決も必要になってくるでしょう。こればかりは各家庭で解決しなければならない問題です。このストレスの原因になっている問題を1つ一つ解決していくしかないでしょう。
今、日本は生活が厳しく毎日が大変です。毎日の生活すらストレスでしょう。もし、自動車で小さな事故を起こしてしまった時こそ、よく考えて2度と起こさないように安全運転に留意し、死亡事故に繋がらないよう気を付けるしかありません。
死亡事故を起こしてしまった場合、両者が一生十字架を背負ってしまい、家族皆が大変な毎日を過ごすことになります。
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