遡ること今から50年ほど前に、日本テレビ系で1978年(昭和53年)から1980年(昭和55年)まで放映されていた高視聴率のドラマ『西遊記(さいゆうき)』がありました。
この番組は、石から生まれた猿『斉天大聖(孫悟空)』の生い立ちから始まります。
天界から追放された500年後に『三蔵法師』『捲簾対象(沙悟浄)』『天逢元帥(猪八戒)』との出会いを経て、天竺(てんじく)への取経(しゅけい)の旅中に遭遇する様々な厄難(やくなん)と、それに伴う三蔵一行の絆や成長を描く1時間の連続ドラマです。
今では考えられない中国の広大な大地で撮影されたドラマで、私は毎週楽しみに見ていました。
さて、その中の主人公である三蔵法師役を務めた昭和の大女優(夏目雅子)が、舞台『愚かな女』に抜擢されるも、体調不良の件を公にしないまま舞台が開幕されました。
しかし、公演日程を折り返した2月14日、慶応大学附属病院に入院し結果、急性骨髄性白血病と診断されたそうです。
本人には「極度の貧血」と伝え、本当の病名は伏せていたそうです。
その後、約7ヶ月に渡る闘病生活を続けましたが、抗がん剤の副作用が原因であるとみられる肺炎のため、1995年9月11日に死去しました。
臨終の言葉は「は・や・く……沼田に帰りたい」だったそうです。
(『愚かな女』は代役を立てられず、千秋楽まで10日を残して公演が打ち切られました。)
その後、家族によって彼女の遺産を基にした、がん患者への無料でのかつらの貸出をする基金活動『夏目雅子ひまわり基金』が設立されました。
また骨髄財団のCMなどで今でも活躍し、たくさんの活動を通じ社会貢献されています。
夏目雅子は昭和の大女優であり、何時までもたくさんの日本人の心の中に存在している女優であります。
血液のがんがわかる本 リンパ腫・白血病・多発性骨髄腫 (健康ライブラリーイラスト版)
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