小学生の頃、スーパーを経営している家の友達と仲良くしていました。
その友人が、当時新発売されたばかりのスーパーの店頭で売っていた「ロッテのホカロン」を盗んでは、学校に持って来て私たちに提供してくれたのを今でも覚えています。約50年前の話で、使い捨てにもかかわらず100円もする高価な商品というイメージしかありませんでした。
さて、使い捨てカイロですが年を取ったせいか冬には必需品になりました。今では貼り付けタイプのホッカイロもあるため毎日、足裏・お腹・背中と重宝しています。
このカイロを貼り付ける場所として「風門（ふうもん）」があり、東洋医学では風門というツボから邪気が侵入し風邪を引き起こすと言われています。風門を刺激したり温めることで、風邪を予防できると考えられています。
この風門は、背中上部で両肩の肩甲骨の間にあり、下を向いた時に首の裏に大きく出っ張る骨があり、その骨から背骨に向かって数えて下2つ目の突起の骨、丁度指で3本分くらい下辺りに「カイロ」（あたたかいもの）を貼り付けると、風邪を予防できると言われています。
また、身体を心から温めたい場合は「命門（めいもん）」も重要となります。
こちらは全身を温める炎の種火を「命門の火」と呼び、マッチの火のようなもので、身体を温める源となるそうです。
マッチの火が弱いと中々薪に火が付かず炎が作れないのと同じように、この命門の火が弱まると、身体の熱が作ることができず、身体が一気に冷えると考えられています。
この命門のツボにカイロを貼り付け温めることで種火の勢いが増し、全身を温めやすくなると考えられてるそうです。
この命門の場所は、お臍の裏側の腰の部分になります。
この「風門」と「命門」、そして足裏にカイロを貼り付けることで、風邪などを引かず毎日健康に過ごせることでしょう。まだ、毎日気温が低いため、一度試して頂ければ幸いです。
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