まだ解明されていない部分も多い病気が『認知症』だそうです。
ただ、認知症の中でも明確に予防できるタイプのものもあるそうです。
認知症の原因で、一番多いタイプはアルツハイマー型認知症であることは、一般的です。
事実、認知症のうち、6~7割はアルツハイマー型認知症と言われているそうです。
アルツハイマー型認知症とは、脳の神経細胞が徐々に損傷を受け、死滅することによって、記憶や思考・判断力などの認知機能が進行的に低下する病気だと言われいます。
進行すると日常生活に支障をきたす病気であり、認知症のうち最も一般的なタイプであり、かつ原因が完全に解明されていない質の悪い認知症です。
認知症の中には、明確に予防できる『血管性認知症』があります。
血管性認知症とは、脳卒中や脳の血流障害が原因で発生する認知症であり、認知症患者の15~20%を占めると言われているそうです。
血管性認知症は脳内の小さな血管の損傷も発症に関与しているそうで、画像検査では分からない程度の血管の詰まりや破れも影響しているようです。
血管の詰まりや破れなどの現象が起こると認知症の症状が急に悪くなり、しばらくすると症状が安定する、という悪化と安定の時期を繰り返すそうです。
そのため、血管性認知症は、段階的に進行することが特徴だそうです。
また、大きな脳卒中後や小さな血管の詰まりの場合よりも、更に急激に認知機能が低下するそうです。
その後の経過は、安定期(認知機能が一定の状態を維持している期間)と、低下期(特定の認知機能の低下が目に見える形で現れる)を繰り返すことが多いそうです。
さて、認知症を予防するには、やはり働くこと、そして出来る限りコミュニケーションを取ることが大切だそうです。
また、それには認知症の危険因子と言われる『難聴』を防止することが必要だそうです。
私たちは毎年、健康診断を受けています。その中で聴力の検査もあるでしょう。
そこで、医師から補聴器を勧められた場合、若いうちからの使用が認知症予防の鉄則です。高齢になるにつれて補聴器を使うことが煩わしくなり、認知症が進んでしまう原因の1つと言われています。
もし、若くして補聴器を勧められた場合、ためらわず使用することが1番、認知症予防になるでしょう。
難聴こそが認知症を急速に進行させてしまう原因の1つです。