私は学生時代「電子工学」を専攻していました。「電子とは何?」と聞かれたら電気を小さくした概念、とでも言いましょうか。
今、社会のすべてはPCなくして成り立たなくなりました。
このPCが内部で何をやっているかというと、電圧が0ボルト(ない)か5ボルト(ある)か、要するに二進数の概念で0(ない)か1(ある)か、どちらかを比較演算し答えを導き出す機器がPCになります。
PC内で行われていることは0(ない)、1(ある)を比較しているだけですが、私たちの周りでの事象も全て2つのうちどちらかが選択されます。
株価が上がる下がる、株で儲かる人損する人、パチンコで儲かる人損する人、食事は美味しいか不味いかなど、全てにおいて二つセットになっているので、中間という概念はありません。
ただ、1つ言えるのは人間の感情は、中間(ファジー)の概念があるので中間を導くことができます。しかし、殆どの概念は表裏一体なので何方かを選択するか、どちらか選択させられるか、です。
現在、全てにおいて答えが出てしまい気持ち(想い)とは裏腹な結果になることも多々あります。
こんなギスギスした世知辛い世の中だからこそ、人間本来持ち合わせているファジー(どっちだ、どちらにしよう的)な概念も大切にして生きていきたいですね。