私たちは、日常生活の中で古くからの言い伝え『諺(ことわざ)』が自然と身に付き、日常生活で経験する体験から、「これってあの諺だよね」と思い出すことがあります。
さて、この『金の切れ目が縁の切れ目』は、遊女と客の関係が由来だと言われています。
客がお金を持っている間は遊女にちやほやされ贔屓にしてもらえますが、お金がなくなった途端に冷たくあしらわれ、
「お金があるときにしか相手にしてもらえない」
ということから、この言葉が生まれたそうです。
現在「金の切れ目が縁の切れ目」は、その由来から主に男女関係やお金に繋がっているビジネスライクな関係について使われる言葉です。
しかし、実際にはお金だけ繋がっている関係でなく、親子や夫婦などの家族関係についても使われます。
親子に使う場合は、現在の法律では「親子の縁を切る」ことは原則に出来ないため、
「金銭的トラブルが発生した場合、家族姉弟が疎遠になる」
「年金暮らしになってお金をくれなくなった親の面倒は見なくなる」
などの状況に、比喩的に表現したものになります。
夫婦関係の場合は、お金がなくなって離婚した状況を指すこともあれば、婚姻関係が続いているもののお金がなくなって不仲になった状況を指すこともあるそうです。
いずれにしても「お金にかかわる問題」は破壊力が原子爆弾級です。
お金にかかわるストレスは自身の健康を害する問題へと繋がることもあるでしょう。お金のトラブルが発生する前に、自身の生活を改善しませんか。
「お金の問題」はたくさんの大切な物・事、そして縁までも失いかねません。
ない袖は振れないため、借入する場合も計画的に……。
私が借入を行う際のルールは「お金の生まれない借入はしない」です。
言い換えれば、自分の欲のための不必要な借入はしない、ということです。もし、今の生活が行き詰まってお金が必要ならば、お金を借入する前に生活を改めましょう。
こんな時こそ、借入すべきではありません。
金融サービス利用者相談室 皆様の「声」をお寄せください!:金融庁
親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの? ――人生という「リアルなゲーム」の攻略法 (単行本)