2025年3月8日土曜日

集団就職

 先日、ラジオ深夜便で集団就職の話が出ていました。

 集団就職は戦前から行われていた制度です。特に広く知られるようになったのは、日本の高度経済成長期に盛んにおこなわれるようになったからだそうです。制度としては、農村から大都市への大規模な就職運動のことを指す場合が多いそうです。

 1930年代に学卒者の集団就職が行われるようになったそうで、集団就職の最初の事例とされるのは1935年(昭和10年)3月に秋田県が行ったものだそうです。

これは前年に凶作に見舞われた東北地方の救済策として、大阪鉄工場組合大阪合金会が実施した当地の少年工の集団採用であったそうです。

その後、1939年(昭和14年)4月4日になり「就職列車」の言葉が初めて現れ、更に4月8日には史上初の「専用臨時就職列車」が秋田発上野行きとして運行されたそうです。これらの集団就職は秋田県だけではなく、東北6県の広域で企画されたものだったそうです。

 その後、終戦後早い時期から集団就職は再開されており、1947年(昭和22年)2月、秋田県から群馬県への集団就職が行われた際の引率者による記録が残っているそうです。

集団就職列車の再開第1号は、1951年(昭和26年)3月29日で長野発名古屋・三重・京都・大阪方面行の「織姫星(おりひめ)号」であるそうです。

 典型的な集団就職の形態としては、農家の次子以降の子が、中学校や高校を卒業した直後に、主要都市の工場や商店などに就職するために、臨時列車に乗って旅立つ集団就職列車が有名です。就職先は東京が最も多く、中でも上野駅のホームに降りる場合が多かったため、当時よく使われた井沢八郎の『あゝ上野駅』が情景を表しているとして有名です。

 現在、日本は景気が低迷し、人手不足で新卒者は引く手あまたとも言われています。過去に日本の高度経済成長を支えた若者(中卒)労働者のことを『金の卵(きんのたまご)』と言われていました。1948年(昭和23年)に新制中学が誕生した際に小学校までであった義務教育の期間が、中学校卒業までの9年間に延長されました。この学制改革を契機に、戦後の「金の卵たる中卒者」が誕生したそうです。

私が就職した当時の上司の中には、この金の卵の方々が会社を支えていた時代でもありました。

しかしながら現在は人手不足と言われながらも、中学校卒業生を雇用する企業はありません。

ALWAYS 三丁目の夕日|VAP

石坂洋二郎テレビドラマ館『風と樹と空と』

サザエさん - 公式ホームページ





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集団就職《高度経済成長を支えた金の卵たち》


2025年3月7日金曜日

事故の内面にある事実

 毎日、自動車による死亡事故は後を絶ちません。

その原因の中には、未だにあってはならない飲酒運転があるのも事実です。残念ながら私たちは、自動車なしでは生活不可能な地域に住んでいる国民が多い国です。

生涯の間には何らかの形で、死亡事故は起こさなくても自損事故で修理に至るケースはあるでしょう。

 私たちは毎日の生活の中で「ヒヤリ」と感じることが、良くあります。私自身、若い頃と比べると認知機能が低下しているのか、運転がスムーズに出来ない歳になったと感じることがあり、今では、昔以上に安全運転に徹している毎日です。

 さて、1件の重大事故の背景には、29件の軽い事故と300件のヒヤリハット(事故の1歩手前の出来事)があるという「ハインリッヒの法則」があります。

この法則から考えると、死亡事故に至らなくとも大破させるほどの事故の背景には、29件の軽い事故と300件のヒヤリハットがあるということです。

 私の事業は訪問介護であり、田舎での訪問の移動には自動車がメインとなります。各ヘルパーは1日の移動距離が長い時は50キロを超えることもあります。

 ヘルパーによっては不思議と何度も大きな自損事故を起こす方が居ます。その中で考えられることは免許証を取得したばかりの若者や、高齢者だから事故を起こす、とは一概に言えません。

事故の原因には、各人の運転に対する内面的な問題もあると思われるため、考察を行うことは難しいです。幸いに自損事故であり、他人を傷つけたわけではないため問題はないですが……。

ハインリッヒの法則」から考えると、何時かは大きな死亡事故に繋がることになります。

このことから事故が起きた場合は、自己内観し何故事故に至ってしまったのかを考えて、2度と起こさないように安全運転を心がけるべきでしょう。

当然ながら当事者は事故の度に反省し、2度と起こさないように安全運転には留意しているはずです。しかし、何度も事故を起こしてしまいます。

この事故を起こしやすい当事者の内面には、身体にあるストレスや家庭問題、病気等、機能低下させてしまう問題が隠されている可能性が高そうです。

だからこそ安全運転を心がけることは大事な事ですが、当事者のストレスになっている諸問題の解決も必要になってくるでしょう。こればかりは各家庭で解決しなければならない問題です。このストレスの原因になっている問題を1つ一つ解決していくしかないでしょう。

 今、日本は生活が厳しく毎日が大変です。毎日の生活すらストレスでしょう。もし、自動車で小さな事故を起こしてしまった時こそ、よく考えて2度と起こさないように安全運転に留意し、死亡事故に繋がらないよう気を付けるしかありません。

死亡事故を起こしてしまった場合、両者が一生十字架を背負ってしまい、家族皆が大変な毎日を過ごすことになります。

警察庁Webサイト






高齢ドライバーの意識革命 安全ゆとり運転で事故防止

未来を拓く交通・安全学

アクセルペダルとブレーキペダルの 踏み間違い運転事故は防げる 改訂版

2025年3月6日木曜日

ノーパンしゃぶしゃぶと言えば……

 大蔵省接待汚職事件とは、1998年(平成10年)に発覚した大蔵省を舞台とした汚職事件であります。大蔵省の職員らが接待を受けた際に、中国人女性が経営する東京都新宿区歌舞伎町のノーパンしゃぶしゃぶ店「桜蘭(ローラン)」を頻繁に使用していたことが発覚したことから通称「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」と言われています。

 この事件は、官僚7人(大蔵省4人、大蔵省出身の証券取引等監視委員会の委員1人、日本銀行1人、大蔵省OBの日本道路公団理事)の逮捕・起訴に発展し、起訴された官僚7人は執行猶予付きの有罪判決が確定しました。

この責任を取るため、三塚博大蔵大臣と松下康雄日本銀行総裁が引責辞任し、財金分離と大蔵省解体の1つの要因となり、財務省が今に至っています。

 さて、このところ国民生活も疲弊し、またマスコミもマスゴミと揶揄されSNSでの情報発信が活発になり、TVやマスコミは必要のない時代に突入しました。

その結果、これまでの財務省の闇が一般に知らされるようになり、今、まさに財務省前、大阪・福岡と「財務省解体デモ」が広がりを見せています。早い話、「国民による財務省解体一揆」が勃発したところです。

 これまで小さなデモはありましたが、今回のような大きく全国に広がりを見せているデモは珍しいでしょう。現実

「こんなデモ参加しても意味ないよ」

と賛否はありますが、この国民1人ひとりの行動は必ずや今夏の参議院選挙の投票率に繋がるでしょう。そして必ずや増税賛成を訴えている候補者は、当選できない確率が高くなってきている状況です。

 前回、大蔵省が解体された時とケースは異なりますが、確実に財務省の闇は国民によって正されるでしょう。もし、財務省が解体されなければ、今後日本は二度と立ち上がることは出来ないでしょう。

だからこそ今回の「財務省解体デモ」及び「今夏参議院選挙」は将来の行く末を暗示する機会とも言えるでしょう。

財務省




大蔵省解体論: 日本を動かす超エリートたちの罪と罰

2025年3月5日水曜日

貧困者が増加中の日本国内で……

 アベノミクスの中、日本国内はたくさんの貧困層が生まれ、今まさに財務省解体デモまで始まった日本です。

 そんな中、実は日本国内で億万長者が165万世帯に激増したそうです。

お金持ちのカテゴリーとしては、

純金融資産額が5億円以上を「超富裕層」、1億円以上5億円未満を「富裕層」、5000万円以上1億円未満を「準富裕層」、3000万円以上5000万円未満を「アッパーマス層」、3000万円未満を「マス層」としているそうです。

 仮に「お金持ち」の定義を「億万長者」の呼称に倣い、純金融資産で1億円以上の人とすると、国内のお金持ちは165万3000世帯となります。保有資産額は469兆円になり、全世帯数の3.0%となり、金融資産全体額の26.1%を保有していることになるそうです。

 このデータを2005年との比較で数値化し、2005年の世帯数及び金融資産額をそれぞれ100とし、2023年における18年間の推移を見ると……

超富裕層と富裕層の伸びが著しいそうです。超富裕層は2.27倍、富裕層は1.89倍と高い伸びを示し、全世帯数の伸びは1.14倍となったそうです。一方、アッパーマス層及びマス層の一般層は全世帯数の伸びを下回ったそうです。

 また、資産額で見ても同様の傾向があり、超富裕層に至っては2.93倍、富裕層は2.0倍の増加し、全体額では1.56倍で多くの金融資産が「お金持ち」に集中しているそうです。ここでもアッパーマス層及びマス層は全体の伸びを下回る状況だそうです。

 これらの結果から、ますます「超富裕層」「富裕層」がお金持ちになり、貧困層が増え日本国内での状況は想像を絶する結果になることが予想されるでしょう。

 今後、5年後、10年後、日本国内はどのように進むか分かりません。楽しみでもあり、実は恐ろしくもあるのが事実であります。

 これまでアベノミクスは大失敗だと言われてきましたが、実はお金持ちがますますお金持ちになり、お金持ちにとっては最高の時代だったのです。

第3節 家計からみた経済的格差 - 内閣府

財務省





26歳の自分に受けさせたいお金の講義

世界の一流は「休日」に何をしているのか

2025年3月4日火曜日

ペンギンといえば……

 ペンギンといえば、旭川動物園の冬の風物詩「ペンギンの散歩」が有名です。

一時期来場者数が低迷していた時に、ペンギンの散歩がマスコミで報道され話題となりました。

 何故か私はペンギンが好きで、家で飼うとしたら業務用の大型冷蔵庫でも用意しないと飼うことができないのかと思っていましたが、日本の環境下で大型冷蔵庫も必要なく飼育できるペンギンが居ることを知りました。

しかし、ペンギンを診察できる動物病院が近くにあること、ペンギンが泳ぐためのプールや防音環境など整備する必要があるそうです。

このことからも、簡単に飼育することは難しいようです。結局は、一般人が猫や犬を飼うことのように簡単でないことが分かりました。

(※基本として、生き物の命を飼うことは簡単ではないです。)


 さて、ペンギンは「つがいになったら一生添い遂げる」と聞いたことがあるかもしれません。

しかし、オーストラリアとニュージーランドに生息する小さなコダカペンギンは、ひなの数が少なかったりするとパートナーと別れることが知られているそうです。

その後、新しい相手を探すのは大変で、より良い相手であるかも限らず、より悪い相手かもしれない可能性もあるそうです。

その結果、時間や余計な手間が掛かり、繁殖期を逃してしまうこともあるそうです。

 このような話を聞くと、ペンギンも人間も似たもの同士かもしれません。また、離婚率の高い年はひなの生存率も低く、離婚率の低い年はひなの生存率が高い傾向がみられたそうです。

 結果的にペンギンの繁殖に最も影響する要因は、何と「離婚」だったようです。

「つがいになったら一生添い遂げる」という話とは程遠い日常生活で、人間と変わらない毎日を送っているのかもしれません。今後、地球温暖化も進み、私たち人間と同じように少子高齢化が押し寄せてくるのかもしれません。

旭川市 旭川動物園

旭川市 旭川動物園「ペンギンの散歩」について


 

 

 

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ペンギンのずかん

2025年3月3日月曜日

地方の高層マンションも高騰中

 今、都会の高層マンションが1億円超えは当たり前なようです。誰が購入するかといえば、富裕層以上の方と中国人だそうです。

 フランスで高層マンションといえば生活保護者の居住地であり、一般人が好き好んで入居することはなく、ところ変われば、と言ったところでしょう。

そんな高層マンションが、地方にも建設されているそうです。地方でありながら1億円超えの物件がチラホラ販売され、すぐに完売するそうです。

今、日本では物価高で国民は皆大変な生活を送っていると思いきや、富裕層が増えているのも事実なようです。

 さて、マンションと言えば私たちが学生の頃は、映画「私をスキーに連れてって」がブームになりました。若者は週末マイカーで彼女とスキー場へ行きました。

そんな中、お金持ちはスキーのメッカでもある「新潟県湯沢町」に建設された高層マンションを購入し、スキーを楽しんだ時代でした。

時はバブル景気にスキームーブで国民皆が狂乱状態で、高額なマンションが飛ぶに様に売れた時代でした。

 時は過ぎ、スキーブームが過ぎ、ここ50年近く年収も上がらない時代に突入しました。当時、数千万円でもバカ売れした高額な高層マンションは、今では1室10万円でも売れない時代となりました。超高級ホテルの1泊分の金額にも満たない金額でも転売できない「負動産」になってしまったようです。

 現在、都心はじめ地方でも高層マンションが1億円もする値段で販売されれば、即完売状態という話を聞くと、1980年代のバブル景気にスキーブームの時代を思い出すのは私だけではないはずです。

必ずや時代は繰り返します。高層マンションも10万円でも転売できない時代がやってくるでしょう。

ホーム/湯沢町公式ホームページ





私をスキーに連れてって

冬のこもりうた/原田知世 (ピアノソロ)[LPS1521]大型(A4判) (オンデマンド楽譜)

ユーミンの歌声はなぜ心を揺さぶるのか 語り継ぎたい最高の歌い手たち (集英社新書)

2025年3月2日日曜日

サザエさんと言えば……

 サザエさんと言えばフジテレビ、フジテレビといえば旬の話題の中居正広さんでしょうか……。

 やはり

「お魚くわえたドラ猫……♪」

(『サザエさん』作曲:筒美京平 作詞:林春生 歌:宇野ゆう子)

ですよね。サザエさんから猫に辿り着きます。

猫=魚のイメージがあるため何の魚でも食べると思いきや『ネコマタギ』と呼ばれる、猫すらも相手にしない食べられない魚があります。

 私が若い頃、大阪や熊本に居た時はよく海釣りに行き、魚を釣っては自身で捌いて食べていました。臭かったり、骨が多く食べにくい魚など様々な魚が釣れていました。

 魚もたくさんの種類があり、臭いがキツイ、不味い、といったものがあります。それらの魚が猫も寄り付かず、『ネコマタギ』と言われていたのでしょうか。

しかし、臭かったり、骨が多くても料理いかんでは美味しい魚に大変身してしまうことが、魚料理の不思議です。

また、地域によっては呼び名が違い、臭い魚のことを『オジサン』と呼んでいることがありました。これこそ魚がオジサン臭いからの呼称でしょう。他にも呼び名はたくさんありましたが……。

 サザエさんから猫の話になり、魚に辿り着きました。そして、サザエさんと言えば避けては通れない『The 昭和』です。

あの小さな平屋に大家族で生活し、今では考えられない家庭像でしょう。

まさに、日本がこれから進むべき(戻るべき?)家庭像の手本とも言える家庭環境でしょう。サザエさんのような暮らしをしていれば、家族の誰かが介護状態になったとしても誰かどうかが協力し問題なく、ヘルパーに頼ることなく生活できるでしょう。そうなれば、社会保障費の高騰を抑えられ、かつ高い税金を納めずに国民が豊かな生活を送ることができるでしょう。

 戦後、急激に核家族化は進み、今、個人情報保護法の下、隣近所の状況すら分からず生活しています。

良いような悪いような、よく分からない生活様式に代わってきましたが、これからは『サザエさん』の生活スタイルに戻さなければ、日本は崩壊するでしょう。

これだけ核家族が進んでも「サザエさん」の視聴率が高いことを考えると、日本人は大家族で生活したい憧れがあるのかもしれません。

サザエさん - 公式ホームぺージ

フジテレビ





「サザエさん」の歳時記 (AERAムック)

サザエさん 1巻


2025年3月1日土曜日

シールになっていたトカゲ

 先日、倉庫に荷物を取りに行き、中国製の使い捨て手袋の梱包されている箱を下ろしていた時でした。重い箱と箱の間に一目見たら透明なトカゲのシールみたいなものが、張り付いてました。頭から剥がしてみると、尻尾の部分が切れて赤い血液が流れてくるではありませんか!
よくみると、ペチャンコになった透明なトカゲでした。
気温も低く、エサもなく可哀そうだったため家に持って帰り、今では家の猫と一緒にあたたかいリビングで過ごしています。
 もう暦は春ですが、未だに毎日寒波でトカゲのエサを確保するのも大変です。時々、小さな虫を見つけてはトカゲに与えていますが、食べているかは分かりません。
元気に過ごしているところを見ると何やら食べているのか、それとも水だけで生き延びているのか、定かではありません。
 ちなみに、トカゲのしっぽは「再生(さいせい)」といって、しっぽが切れた時に大怪我にならないようになっているそうです。何度切れてもどんどん伸びる仕組みになっているそうですが、一度切れてしまった尻尾には骨の再生ができないそうです。
これは研究者が、再生したしっぽをレントゲン撮影で調べた結果、分かったそうです。
 私が剥がしてあげた(救出した)トカゲ君は暖かくなって、もしワニくらいの大きさに成長したらブログで報告したいと思います。
 お楽しみに……。





集団就職

 先日、ラジオ深夜便で集団就職の話が出ていました。  集団就職は戦前から行われていた制度です。特に広く知られるようになったのは、日本の高度経済成長期に盛んにおこなわれるようになったからだそうです。制度としては、農村から大都市への大規模な就職運動のことを指す場合が多いそうです。  ...